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就職や転職となると一番避けたいのが ブラック企業 への入社。
過酷な労働条件で強制労働させられるのでは、夢や希望をもつどころか、
心も体もボロボロに潰されて、人生を台無しにしてしまう可能性もあります。
思うような仕事に就くことが難しい時代ですが、そうはいっても仕事に就かなければなりません。いつまでもバイトというわけにもいかず、正社員を目指して就活を始めます。
しかしなかなか内定がもらえずに毎日転職サイトを見ては応募を繰り返し、書類審査を通過して面接まで行ければ奇跡的、そこでやっと内定をもらったと思って入社したら、実はブラック企業だったという経験はありませんか?
入社前にブラック企業だとわかっていたら応募なんてしなかったのに。
確かに求人情報だけで判断することはとても難しいですよね。
どうしたら入社する前にブラック企業を見分けることができるのでしょうか?
そこで入社前にチェックするべきブラック企業の特徴とその見分け方をまとめました。
これから就職、転職活動をする人の参考になればうれしいです。
応募段階から要チェック!ブラック企業の求人の特徴とは
応募段階では求人サイトで各企業の情報を見ますよね。
さすがにどの企業もいいことばかり書いてあります。
例えば、
- アットホームな雰囲気です。
- 学歴、年齢、職歴は一切不問!
- やる気重視!
- 若い社員が多く、様々な経歴をもった人が活躍しています!
- 研修制度があるから未経験でも安心!
- 実力主義の評価制度!入社して3か月で月収100万円の社員もいます!
- 応募者全員に会います!
どこかで見かけたことがあると思いましたか?
求人情報は専門のライターが書いていることが多く、応募したくなるよう魅力的に書かれているので見れば応募してみようかなと思うのは当然なことなんです。
しかし現実はかなり違うこともあるので注意が必要です。
これは企業によってその程度も様々ですので一概にはいえませんが、疑ってかかることも大切です。
「弊社はアットホームな雰囲気ですよ!」
割と小規模な会社に多く、これといってアピールできることがない場合に多いです。
少人数の零細企業というと聞こえが悪いですが、アットホームというだけで魅力的に感じるからです。応募者は社員が家族のように仲がよく、お互いに助け合い協力して、和やかな会社なんだと勘違いします。中には稀にそんな会社もあるかも知れませんが、この不景気に他社と売り上げを競争する中で、そんなのんびりとした好都合な会社はほとんどないと思っておいた方がいいでしょう。
「学歴、年齢、職歴は一切不問!未経験者が活躍できる仕事」
これも要注意です。誰でも応募できる、こんなオールマイティーな条件こそおかしいと思わないといけません。とくに多いのは営業関係です。
そうしないと応募者数が集まらない、離職率が高く、人が育たない環境、そのため慢性的な人手不足ということが考えられます。入社後、業務量は人数のわりに多く、ノルマもキツイということがあります。また間口を広く、敷居を低くして、集まってきた中で使える人材だけが残ればいいという考え方です。ある程度の退職者を見越し大量採用している可能性もあり、せっかく入社しても大事にされることはありません。
「やる気重視!やる気だけ持って面接に来てください!」
やる気は就職する上で誰でもそれなりにもっているはずですが、この場合のやる気は根性論に近いやる気です。これも営業関係に多いです。
ノルマに対して達成できなければ、全員の前で大声で罵倒され、蹴りをいれられるイメージです。達成できて普通、または当然という価値観の場合が多く、目標達成できないのは本人にやる気がない証拠または責任とまで言われてしまいます。ほとんど洗脳に近いかもしれません。もちろん給料は完全歩合ということも多く、残業代はなく、結果がでるまで外回りの飛び込み営業、ノルマのキツイ電話営業ということも考えられます。
「若い社員が多く、様々な経歴をもった人が活躍しています!」
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様々な経歴の人が活躍できる点では営業関係に多い傾向にあります。
一見若い社員が多く活発ないい会社とイメージしがちですが、若い社員=体力勝負な仕事。また様々な経歴をもったは、言い換えれば、退職しなかった社員にはいろいろな経歴をもった社員がいて、現在は在籍しているということです。その中にも早く辞めたいと思っている社員が多こともあり、入社してみると、求人情報に掲載されていたかっこいい、またはかわいい社員はすでに退職していることもあります。
「研修制度があるから未経験でも安心!」
研修制度も企業によって様々です。昔のように大きな会議室を借りて、研修するようなことは大抵ありません。もちろん大企業や仕事内容によっては今でも実施していることもありますが、中小企業の多くはOJTが主流です。どちらかといえば、仕事をしながら覚えろということです。ひどいところになると、簡単に説明だけして、わからなかったら聞けという感じです。それほどの人材不足で、教える時間もなければ、会社で用意したマニュアルもなく、良くて責任感のある業務担当者が気をきかせて作ったマニュアルです。中には入社して一度も研修がないということもあり、考えて行動しろといわれることもあります。
「実力主義の評価制度!入社して3か月で月収100万円の社員もいます!」
これはお金で釣るという方法です。入社したての新入社員ではありえないような給与を前面に出すことで、自分も入社したら貰えるかもと思わせる企業側の作戦です。
実際にもらっている人がいることが前提ですが、入社後、すぐに月収100万円をもらうことがどれほど大変なことなのか知ることになり、早くも挫折ということが予想できます。結果こそすべてという典型的な例で自信があるならいいですが、やる気だけで夢をみると痛い目にあいます。また給与だけでなく、役職を全面的に出す場合も要注意です。入社して3か月で統括マネージャー!など実際はバイト5人のリーダー的な存在で、大げさな役職がついて責任はあるのに、給与は平社員いうこともあります。
「応募者全員に会います!」
あきらかに怪しいキャッチです。応募すれば面接まではフリーパスということですが、普通に考えれば書類選考である程度の選考はできるし、無駄に全員に会う必要はないはずです。そこにも面接をするための経費がかかるはずですから。企業から言わせると、その人を見て決めるということがいえますが、実際は応募者がそれほどいないので、少しでも応募してもらうためにそのようにしていると考えた方が無難です。経費についてもそれほど真剣に考えていないことがわかります。本来は書類選考で必要なスキルのある人を選定して、あとは面接で実際に話しをして決めるという道筋の方が効率的ですから。
いかがでしょうか。
すべての企業に対して一概にいえるものではありませんが、思い当たることもあると思います。
これに自分の希望条件や企業ごとに用意された待遇、会社の立地など様々なことが複雑にあるので比較検討がむずかしくなりますよね。
また、なかなか内定が出ないとついつい応募してしまいがちですが、これらの企業に内定がでても、ある程度予想して準備しておかないと入ってから苦労します。身も心もボロボロになってからでは遅いですので、くれぐれも応募段階で注意しましょう。疑ってかかってみることが大切です。もし不安に思うことがあれば、面接時に確認しましょう。もし担当者が上手にかわすようならちょっと怪しいかもしれませんので油断はできません。
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